大人になることでアップするもの。
自己防衛能力。

誰だって傷つきたくないんです。
振られるぐらいなら、恋に落ちたくないんです。
己のチンケなプライドを守りたいんです。
「かわいそうな人」とか同情されたくないんです。
「ロクでもない男と付き合ってる」とか噂されたくないんです。
リスクなんかとりたくないんです。
安全パイでのほほんと余裕ブッこきたいんです。 


それでも若い頃は後先考えずに突っ走る青さがあったけど。
大人になっていろんな経験が増えて、失恋に涙することも思い通りにいかない現実にガッカリすることもあって、不幸話の耳年増にもなって、自己防衛能力がどんどん高くなっていくんですよ。


するとね、諦めることが上手になっていくんだよね。
諦めというより、自分の心をなだめすかせて、何事もなく生きる術というかね。


妙に小利口になってしまって、
恋に落ちる理由よりも、その恋はやっぱりないな!って方向に自分を持っていくのが上手くなる。
好きになるよりも、なぜか嫌いになろうとする……なぜなら、傷つきたくないから、みたいな。


例を挙げるなら、こんな感じ。
「LINEのレスが遅い=私とは波長が合わない。」
「年下の彼=すぐに結婚できなそうだから、やめておこう。」
「デートプランがなんかイマイチ=ときめかない。」 
「洋服がなんかダサい=センスのない男は嫌。」
「顔がゴリラっぽい=なんか無理。」
「花粉症対策がスパイダーマン=ドン引き」
↑これ、私の体験談(笑)
待ち合わせ場所に現れた彼がゴーグルみたいなどえらいメガネをかけて、超ハイスペなマスクをしている姿がまるでスパイダーマンみたいで、思いっきり萎えたことが。。。
それよりも何よりも私に対する熱量があまり感じられない彼だったので、余計にダメポイントを探してしまっていた、といった方が正しい。


好きになる理由よりも、揚げ足でもなんでもとって嫌いになる理由を探す方が簡単なんです。
なぜなら、この世に完璧な人なんか皆無だから。


でも、恋ができない理由を探し回っているうちは、よくよく考えたらめちゃくちゃイイ男を簡単に見逃しちゃうんだよね。

ある程度は自己防衛能力も必要だけど、
ときには若気の至り的な青さも大事なんです。

恋も婚活も要するに青春でしょ?
読んで字のごとく、恋には青さがつきものなのだから。

自己防衛能力に優れ過ぎてしまうと、
どうあがいても恋に落ちることができなくなってしまうよ?