今期ハマっているドラマの1つ。
「獣になれない私たち」
その主人公の深海晶(新垣結衣さん役)が見ていて、マジで痛々しいんですよ。
「常に笑顔」で「仕事は完璧」
みんなに頼りにされて、みんなに好かれている。
だけど、それは彼女の身を削るような努力で成り立っている。
みんなに気を遣っていたら、次から次へと面倒なことを押し付けられ、もう限界……みたいな感じ。
そんなガッキーを見ていて、思い出した元職場(テレビ局)の大先輩(当時41歳)がいました。
大先輩も1を聞いて10を悟り、やることなすこと完璧。
日々、私のようなポンコツ部下の凡ミスの尻拭いに追われて、「なんでもそつなくこなすから〜」という理由で上司も彼女に仕事を振りまくりで常に業務過多、彼女の担当ではなくてもなんらかのトラブルが起きれば最後の砦として活躍する大先輩……でも、文句1つ言わずに、いつも終電 or タクシーで帰って、誰よりも朝早く出社する…絵に描いたようなデキる女でした。
そんな大先輩に何かと可愛がってもらっており、よくランチをご一緒したり、仕事の愚痴を聞いてもらったり、時には恋愛相談をしたり……いろいろ密なお付き合いもあったのですが、ある夜、ポロリと大先輩が呟いたんですよ。
「もう疲れたわー。すべての仕事を投げ出して、海外逃亡でもしたいわー。それか寿退社もいいね!」なんて。
その日、私があり得ない凡ミスやらかしてしまい、大先輩と一緒にとある芸能プロダクションに謝罪に伺っておりまして、帰り道にふらりと立ち寄ったお蕎麦屋さんでの一コマでした。
凹みまくる私に「気にすることないよ!」と笑顔でお蕎麦を奢ってくれたりして、私には嫌味の1つも言わない大先輩でしたけど。。。
↑今にして思えば、私が奢る立場ですけれども(猛省)
若輩者の未熟だった私(当時25歳)は、その発言に相当驚きまして。
「20代の頃に結婚を考えたこともあったけど、私は仕事を取ったの。だから、結婚は諦めた。」と聞いていて、仕事命&出世命だと思っていた大先輩が海外逃亡や寿退社ってどういうこと?って。
当時は尊敬する大先輩で無敵の女だと思ってましたけど、今にして思えば、あの笑顔の裏側にはいろんな葛藤や煩悩があったのかもしれないな…と思うと、反省するばかりです(TДT)
当時25歳の私は何も察してあげることができなかったし、「私とは別世界の人、もはや人種が違う」ぐらいのノリでしたけど、38歳になった今、少しだけ当時の先輩の気持ちがわかるようなわからないような。
私だってもしかしたら1歩違えば大先輩のような道を辿った可能性だってあるしね。。。
↑いやはや、大先輩ほど仕事ができないから、無理か(笑)
大先輩はすんごい器用な人(仕事はとにかくデキる!)だと思っていたけど、
本当は誰よりも不器用で、葛藤を抱えた人だったのかもしれない…と今なら思うんですよ。
身を削るような努力、絶対してたと思うんだよね。
内心イラっとしても、聖母のような笑顔で応対してたと思うんだよ。
ドラマの中のガッキーを見て、あのモデルはあの大先輩なのではないか?と疑うほどのデジャヴ。
25歳のアンポンタンだった私にはわからなくても、
38歳になったからこそ、もう少しだけ解釈が変わりました。
★書籍も好評発売中!
2015-09-17
「獣になれない私たち」
その主人公の深海晶(新垣結衣さん役)が見ていて、マジで痛々しいんですよ。
「常に笑顔」で「仕事は完璧」
みんなに頼りにされて、みんなに好かれている。
だけど、それは彼女の身を削るような努力で成り立っている。
みんなに気を遣っていたら、次から次へと面倒なことを押し付けられ、もう限界……みたいな感じ。
そんなガッキーを見ていて、思い出した元職場(テレビ局)の大先輩(当時41歳)がいました。
大先輩も1を聞いて10を悟り、やることなすこと完璧。
日々、私のようなポンコツ部下の凡ミスの尻拭いに追われて、「なんでもそつなくこなすから〜」という理由で上司も彼女に仕事を振りまくりで常に業務過多、彼女の担当ではなくてもなんらかのトラブルが起きれば最後の砦として活躍する大先輩……でも、文句1つ言わずに、いつも終電 or タクシーで帰って、誰よりも朝早く出社する…絵に描いたようなデキる女でした。
そんな大先輩に何かと可愛がってもらっており、よくランチをご一緒したり、仕事の愚痴を聞いてもらったり、時には恋愛相談をしたり……いろいろ密なお付き合いもあったのですが、ある夜、ポロリと大先輩が呟いたんですよ。
「もう疲れたわー。すべての仕事を投げ出して、海外逃亡でもしたいわー。それか寿退社もいいね!」なんて。
その日、私があり得ない凡ミスやらかしてしまい、大先輩と一緒にとある芸能プロダクションに謝罪に伺っておりまして、帰り道にふらりと立ち寄ったお蕎麦屋さんでの一コマでした。
凹みまくる私に「気にすることないよ!」と笑顔でお蕎麦を奢ってくれたりして、私には嫌味の1つも言わない大先輩でしたけど。。。
↑今にして思えば、私が奢る立場ですけれども(猛省)
若輩者の未熟だった私(当時25歳)は、その発言に相当驚きまして。
「20代の頃に結婚を考えたこともあったけど、私は仕事を取ったの。だから、結婚は諦めた。」と聞いていて、仕事命&出世命だと思っていた大先輩が海外逃亡や寿退社ってどういうこと?って。
当時は尊敬する大先輩で無敵の女だと思ってましたけど、今にして思えば、あの笑顔の裏側にはいろんな葛藤や煩悩があったのかもしれないな…と思うと、反省するばかりです(TДT)
当時25歳の私は何も察してあげることができなかったし、「私とは別世界の人、もはや人種が違う」ぐらいのノリでしたけど、38歳になった今、少しだけ当時の先輩の気持ちがわかるようなわからないような。
私だってもしかしたら1歩違えば大先輩のような道を辿った可能性だってあるしね。。。
↑いやはや、大先輩ほど仕事ができないから、無理か(笑)
大先輩はすんごい器用な人(仕事はとにかくデキる!)だと思っていたけど、
本当は誰よりも不器用で、葛藤を抱えた人だったのかもしれない…と今なら思うんですよ。
身を削るような努力、絶対してたと思うんだよね。
内心イラっとしても、聖母のような笑顔で応対してたと思うんだよ。
ドラマの中のガッキーを見て、あのモデルはあの大先輩なのではないか?と疑うほどのデジャヴ。
25歳のアンポンタンだった私にはわからなくても、
38歳になったからこそ、もう少しだけ解釈が変わりました。
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2015-09-17