「マンネリ」っていうと、どちらかというとマイナスイメージがあるよね。

女性誌を眺めていると、「マンネリを脱却するには?」とか、「再び恋を燃え上がらせるには?」みたいなテーマのハウツーが溢れ返っておりますけれども。

私から言わせれば、そんな必要ないでしょ?
とも思ってしまうわけ。


だって、
「マンネリ」っていうのは、
より良い関係の自然現象だからー!と。 


マンネリっていうのは、恋の刺激が弱くなってきた頃に出現する現象なんですね。

「恋は盲目」とはよく言うけれど、恋愛ホルモンが炸裂すると、どんな賢者をも大バカ者に変えてしまうパワーがあります。
そう、誰でも大バカ者に成り下がってしまいますよ。
恋愛ホルモンに翻弄されちゃったら。

だけどね、その盲目状態もいつまでも続くわけじゃない。

誰もが時間を経て、冷静さを取り戻すものなんだよね。
一時的に大バカ者になれて天にも昇るような幸福感を味わったとしても、いつかその賢明さを取り戻すときが来る。


私から言わせれば、その冷静さを取り戻してからが本当のスタートだとも思えるわけ。

マンネリは、刺激がなくなって、安定した関係性にステップアップしたからこそ起こることよ。

刺激がないっていうのは、「不安要素」があんまりないからこそ、胸が締め付けられるような辛い思いもしないし、相手のことが気になってしかたがなくて胸が焼け焦げそう…みたいなしんどい劣情も起こらないってこと。


大人になればなるほど、失恋の痛手が増していくものよ。。。
いろいろ考え過ぎてしまう分だけね。。。

だからこそ、大人になって失恋の痛手が身に沁みるようになってきたら、
「マンネリの関係(=穏やかな愛)」って居心地が良くて、案外ヌクヌクぬるま湯生活よ。


私は「マンネリ=悪」みたいな世の風潮の方が危険だと思うわー。

だって、誰と結婚したとしても、たいがいマンネリするからね。
多少の個人差はあれども、いずれどんなカップルもマンネリする運命です。
↑ってことが脳科学的に証明されています。

つまり、マンネリとは逆らえない人間の本能的なもの。
もはや自然現象っ!!!


「運命の相手」っていうのはある日突然出会うものじゃないんだよ。

婚活砂漠を彷徨った者から言わせれば、白馬の王子様なんてまぼろし〜!(IKKOさん風)

「この人と生涯を共にしたい」と願って、意思をもってマンネリの関係(=穏やかな愛)を積み重ねていくうちにいつの間にか「運命の相手」に昇格していくもの。


そして、マンネリするのはそこに「安心」があるからこそ。

むやみやたらに刺激を求めると痛い目に遭うわよっ!

で、案外「マンネリ」ってのもストンと受け入れてみると、悪くもないよ♡