25歳の私が、初回のデートで「なんでそんな話をするんだろう?」ととても不思議に思ったことを思い出しました。

その彼は公務員で確か30歳ぐらい。
ご実家が代々事業を営んでいて、今はお父様が経営しているけど、ゆくゆくは家業を継ぐつもりとかなんとか。

「次に付き合う人とは結婚を考えたい」みたいな話をしていたんですね。

ま、それはいいとして。 

「実は……」と言葉を濁して彼が語ったことは、
「妹がダウン症なんだ」ということでした。

でも、「お嫁さんに来てもらう人に一切の面倒はかけないから!その用意もきちんとしているし、ちゃんと考えている!」と母が言っていると力説されたんですね。

初回デート時点では、付き合うとか付き合わないとか、それすらもあまりよく考えていなくて、ただ単に行ってみたかったお店に誘われたから、とりあえず出向いてみた!ぐらいの軽い気持ちだったんですよ。

だから、そのカミングアウトに相当ビックリした記憶があって……。
「そもそも付き合ってもいないのに、なんでそんな話をするの?」
「妹がどうとか全く関係ないじゃん?本人同士が好きかどうかでしょ?」ぐらいことを思いました。


だけど、今なら彼がなぜその話を最初にしたのか……
なんとなくわかるような気がしたのよね。

私はそれほど気にしていなかったけど、彼にとっても彼のお母様にとっても「妹がダウン症」という事実に相当な葛藤を抱えてきたのではないか?と。

おそらくお母様からお付き合いする女性には、「一切の面倒はかけない!」と伝えなさいと何度も言われてきたのではないか?と。

「そんなの関係ないよ」
という一言を待ちわびていたのではないか?と。

妹さんの話は全く関係なく、他の人を好きになったので、彼とのご縁はありませんでしたが、今さら思うこともたくさんあるよ。


私はスッカリ年増のオバハンに成り下がってしまいましたが、年齢を重ねたことによって分かるようになったこともあって……。

まぁ無理なんですけど、この39歳のオバハンの脳みそで20代の青春をもう1度やり直せたら、もっとうまいことやれたんじゃないか?……と思うことが何度もあるよね。

御曹司(かなりの大企業の創業者一族)の奥さんっていうのも意外と悪くないよな!?
いや、めちゃ大変かも?!
……なんて腹黒いことも若干考えつつ(笑) 

手に入れなかった人生ほど、いろんなことを妄想してしまう私の愚かさよ(;´Д`)


2015-09-17