勝手に私が想像するに、

 

女のアラサー時代とは、煩悩にまみれ、悩み多き世代である。

 

 

なぜなら、

『人生の選択肢』が多からね。

 

 

結婚するのか?結婚しないのか?

 

子供を産むのか?いつ産むのか?何人産むのか?それとも、産まないのか?

 

現職を続けるのか?転職するのか?起業するのか?

 

 

 

キレイ事なしで言うなれば……

 

若い女信仰の根深いここ日本では、若い方が苦労せずにサクっと理想の相手を見つけやすいものである。

 

もちろん年増の女だって諦める必要は全くないけど(※参考記事はこちら)、年齢を重ねれば重ねるほど、すんなり結婚に至りにくい……というのが現実。

 

だから、(世間一般的な)結婚適齢期のまともなイイ男を狙うのなら、若い方が圧倒的に有利だし、苦難も少ないことでしょう。

 

 

出産に至っては言わずもがな。

 

高齢女子の最大リスクは、そもそも妊娠できない可能性があること。

妊娠したとしても、その後の妊娠経過、染色体異常など、出産全般に渡って、様々なリスクが上昇することは医学的に言われていることである。

 

 

転職だってさ、よほどのスキルや有力資格がある場合は別としても、若い方が有利な会社っていっぱいある。

 

んで、もちろん業界にもよると思うけど、私が今まで働いてきた会社では45歳以上で転職してくる人はほとんどいなかったような。

 

別の会社でものすごい実績を上げていて、役員としてヘッドハンティングされる例なら見たことがあるけど、「やってみたいんです!」的な生ぬるい転職者はやはり30代前半ぐらいまでが限界。

 

 

アラサー世代とは、あらゆるリミットに迫られるゆえ、考えることが多いのよね。

 

 

 

そうそう。

私が離婚するか否か?悩みまくっていた頃、お友達のお姉さまに言われたこと。

 

「30代前半って、1番の煩悩の時期よね。

だって、選択肢がまだまだたくさんあるから、どっちがいいのか?って死ぬほど悩むでしょう?」

 

 

アラフィフになった彼女は悟りを開いたように語った。

 

「もうこの歳になるとね~、そもそも選択肢がなくなってくるから、悩む必要がなくて、気楽よ~!

だけどね、悩める選択肢があることも幸せなことだと思うわ!」と。

 

 

そのお姉さまは、共通の趣味(ヴァイオリン)つながりのお友達。

 

47歳、1度も結婚したことナシ。

彼氏ができたり別れたりの繰り返しだけど、今はそもそも結婚する気ナシ。

 

公務員で実家暮らし。

高収入とは言えないけど、実家暮らしでそこそこの安定収入があるので、生活には結構余裕アリ。

 

宵越しの金を持っていても仕方がないので、かなり大胆に趣味に旅行にとお金を使う。

 

ファンの海外アーティストが来日すると、チケット2~3万円の公演でも迷うことなくS席(1番イイ席)を取る。

なんなら、地方公演にも飛行機や新幹線でサクっと駆けつける身軽さ。

 

彼女は超絶楽しそうに生きていました。

なんか吹っ切れた感じで。

 

 

そんな彼女も30代前半の頃は悶々と悩んでいたそう。

 

周りが次々結婚→出産していく中で、自分も子供が欲しいなら、早く結婚しなきゃならない。周りからも心配されまくる。

しかし、今を満喫し過ぎて、あまり気乗りしない。

 

「普通は結婚するもの」

「独身を貫くのは肩身がせまい」

「周りの声も気になる」

 

30代の頃の彼女は、世間の声とやらがどうしても気になってしまい、いつもどこか萎縮して生きていたんだそう。

 

だけど、40歳を超えたぐらいから、吹っ切れて人生が楽しめるようになったとか。

 

「今さらだけど、結婚は面倒臭そうだけど、子供は欲しかったかな~。

でも、もうもはや無理だから、諦めがついて楽になったわ!」

 

……そう颯爽と語る彼女の姿が印象的だった。

 

 

お悩み相談とはちょっと違ったけど、彼女なりの人生観に触れることで、

「これからどんな人生を選んだとしても、どっちを選んでも幸せになれる」ような気がして、明るい気持ちになったものだ。

 

 

死ぬほど悩んで苦しいときは、一世代上の今を楽しんでいる年長者の意見を聞いてみるのも1つの手である。

 

年齢がかけ離れている分だけ、フラットな意見を聞けるからね。

 

 

そして、思うこと。

 

どんな人生(選択肢)を選んだとしても、

己の捉え方次第で幸せになれるものだ。

 

だから、煩悩に苛まれて苦しい日々が続いたとしても、悲観する必要はない。

 

 

 

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