結婚してみて娘を出産して、たくさんのママ友ちゃんができて、ものすごく痛感すること。


「他人との幸せ競争」ほど、
不毛なものはないってことよ。



私の場合、やたらに主人の職業やら経済状況やらマンションのスペックを気にする人とはあまりお付き合いをしていません。

だって、なんだか面倒臭いから。


んで、実際問題、ものすごいセレブママほど、そういうことをひけらかさないし、相手にも聞かないし、相手のことがよく分からないうちは、ランチの値段など結構気を使っていて、そんなにバカ高いレストランに誘ったりすることもありません。

ま、長らくお付き合いしていく中で、フツーの会話の中で、お家が広尾の一軒家であるとか、同じマンションだったとか、近所の総合病院のお医者さまだとか、開業医だとか、外資金融だとか、官僚だとか、ママ自身が女医とか、いろいろだんだんわかってはくるんですけどね。

で、なんだかんだ状況が似ている人同士が仲良くなっていくもんです。


でね、たまにやたらめったら張り合ってくる人とかいるんですよ。


ものすごくよくある例だと、

ワーママが
「専業主婦なんてヒマじゃない?」とか
「旦那に気を使ってお金使うなんてかわいそう!」
……と言ってきたと思ったら、

専業主婦が
「逆に毎日保育園の送り迎えして、会社に通勤するなんて大変!」とか、
「え?専業主婦だけど、うちは十分な生活費と家族カードをもらってるから、気なんて使ったことないなー」
「毎日、子供の習い事してるから、ヒマなんてないのよー」
……と返してみたり。


場所によっては、女同士が笑顔でやんわり戦ってる場面とかに出くわすわけ。

私はそういう流れになると、黙って逃げる派ですが……。


私、その度に思うんだけど、
それってめちゃくちゃ不毛な戦いじゃない?


専業主婦だけで集まっていると、
「真の勝ち組は、裕福な専業主婦!」ということが語られていたりもするけど。
↑ちなみに、私は厳密に言うとワーママなのですが、生活スタイルは専業主婦寄りなもんで、専業主婦なママ友がやはり多いし、私は周りにも専業主婦だと認識されております。 


私、専業主婦にもワーママにも勝ち組とか負け組とかないと思ってるのよね。


拙著にも書いたけど、専業主婦 vs ワーママってさ、

「音楽と美術、どっちが素晴らしい芸術か?」
……って議論するぐらい不毛だと思ってるわけですよ。


そう、どちらも素晴らしいのです。


物事っていうのは、どんなことにも必ず二面性があって、どっちが勝ち組とかそういう単純なものじゃないのよ。

育児もお仕事もして自己実現してるって、すごいことでしょ?

専業主婦って、ある意味、超リスクなんですよ。
↑専業主婦を4年やってバツイチニートに転落して、散々惨めな惨敗も経験して、大苦戦して再就職活動に奔走したことがある私には骨身に染みる感覚よ(笑)

しかし、どんなことがあっても一生添い遂げると覚悟して、リスクを負ってでも、専業主婦で丁寧な生活をしたり、子供の教育に奔走するのだって素晴らしいこと。

すんごい高収入な夫と結婚して家計は裕福でも激務過ぎてほとんど家に帰ってこない夫もいるし、そこそこの収入だったとしても、超イクメンでいつも家族で笑い合って支え合っているハッピーなご家庭だってある。


そこに万人にとっての正解などあり得ないのです。

そう、その正解とは、その人それぞれの心の中にしかないよね。 


そんでもって、
隣の芝生が青く見えてしまうことだってあるかもしれないけど、いい一面だけを見て羨ましがったりするのは浅はか過ぎまっせー。


きっとどんなご家庭にもどんな旦那様にも(DVとかモラハラとか一部の極端な例は除く)良い一面はあるはず。

ないものねだりするよりも、今持っているものに感謝して生きた方が絶対に幸せになれるって話よ。


んで、
「他人との幸せ競争」に翻弄されればされるほど、
不幸に転落するリスクにさらされます!!!



だってね、
世の中には上には上がいるんだから。

なんでもかんでも羨ましがっていたら、いつか虚しくなるときが必ず訪れるんだから。


自ら不幸に転落するような思考回路なんて、さっさと捨てちゃいなよ!!!

幸せのカタチに優劣など存在しません!!!

なぜなら、
あなたの幸せは、あなたの中にしかないのだから。