私は子供の頃からアトピー性皮膚炎に悩まされてきました。

子供の頃は特に酷くて。。。
白いブラウスを着れば、そのブラウスにいつも血が滲んでいたし、とにかくアトピーが悪化してしまう夏が大嫌い。みんなが半袖を着るけど、私は長袖しか着なかったし。
↑私はアトピーを隠すために、真夏でも長袖を着る少女でした(;´Д`) 
肌が荒れていたせいで、「バイキン!感染るから、近寄らないで!」と同級生に言われて、トラウマレベルのショックを受け、やたらと手洗いしていた時期もありました。
↑アトピーは感染する疾患ではありません!

ちなみに、何度もかさぶたができて、そのまた上にかさぶたができてを繰り返していた私の肘の裏側は完全なるケロイド状になってしまいまして、もう綺麗にできる方法が1ミクロンも見当たりません。 


だけど、大人になって面の皮がとことん厚くなった私、そのケロイドを一切隠さなくなりました。
子供の頃はあんなに必死で隠していたのに。

むしろ「見てー!見てー!酷いケロイドでしょう?」と、自らネタにしているノリ(笑)


なぜならその勲章(=ケロイド)がきっかけで人の心を掴めることがあるから。


子供の頃はさ、
「なんで私だけ?家族全員キレイな肌なのに、なんで私だけアトピーなの?(TДT)」
と、親を恨んでみたり、どこにいるかもよく分からない神様を呪い殺そうとしましたけど。。。


重症軽傷の程度の差こそあれ、アトピーの人って世の中に案外たくさんいるんですよね。
あとは、自分がアトピーじゃなくても、子供がアトピーになってしまったママ友とか。兄弟姉妹がアトピーだった人とか、身近な人のアトピーまで含めると本当にたくさんいる。

だから、何気ナシにアトピーのケロイド(勲章)を見せると、「実は…」と打ち明け話をしてくれる人がたくさんいます。

そうして、アトピーという絆(共通点)で繋がった人とは、割と初回からオープンマインドで接しているせいか、すごく仲良くなることもある。


大昔の話をすれば、夏になると悪化する私のアトピーを心配して、評判がいいという皮膚科を探してきてくれる(昔の)彼氏の優しさを受け取り、愛を感じたこともありました♡


そう考えると、アトピーっていうのも案外悪いことばかりじゃないんだよね。

子供の頃は諸悪の根源でしかなくて、この胸中に至るまでには数十年という時間を要しましたけれども。


人生はすべて捉え方次第で、生かすも殺すも自分自身なのかもしれないね。


★LINEで更新通知を受け取ることができます!



 ★新刊、絶賛発売中!
2018-10-26