キレイごと抜きでぶっちゃけ論を語るなら、
婚活界では、
『若さ』とは武器であり、『年齢』とは死活問題である。
ニッポン男児の「若い女信仰」は残酷なほど根深い。
これは残酷ですが、真実である。
『若さ』という武器を上手に使うと、何も持っていなくても何もできなくても、『若い』ってだけでチヤホヤしてもらえる。
多少のポカや無礼をやらかしても、「若いからしょうがない」と許してもらえることもある。
逆に、少しお姉さまな友人に合コンセッティングをしようとしても、「いくつぐらいの女の子を誘ってくれるの?」と男性幹事から事前確認が入り、正直に答えて、セッティング不可になってしまうことだってある。
とはいえ、誰もが少しずつ平等に若さを失っていくものなので、『若さ』にあぐらをかいたまま年増の女になってしまうと、痛い目に遭うけどね(笑)
……現実は驚くほどシビアである。
私はもちろんいくつになっても幸せな結婚できると思っている。
結婚適齢期は人それぞれだとも思っていて、「本気で結婚したい」と心から望んだ時こそがその人の結婚適齢期なんだと思う。
だけど、世間一般的な『若さ』を通り越してしまった場合、より魅力的な女性じゃないと、選ばれなくなっちゃうわけよ。
新入社員なら多少仕事ができなくても、大目に見てもらえるけど、
社会人10年目のベテラン選手には、「できて当たり前の期待値」が高いのだ。
で、私は考えたわけよ。
25歳の時にはなかった、35歳の私の魅力を(笑)
当然ながら、お肌のハリも劣るし、新陳代謝も悪くなったし、体力も減退している。
悲しきかな、生物学的な衰えは実感しちゃってる(笑)
だけど、決定的に成長したと思えることがあるとすれば、やっぱり心なのだ。
まず人の痛みに寄り添う共感力がアップしているせいか、年を重ねてからの方が涙もろい。
昔の私だったら、海老蔵さんの記者会見を見ても、「かわいそうだな」ぐらいにしか思わなかったと思うけど、今の私はいろんな記憶が走馬灯のように過って、思わず涙がこぼれました。
そして、他人を許す器が大きくなった。
いつだかのブログにも書いたけど、誰しも自分の中に「当たり前ルール」を持っているんですよ。
「こういう場面では、〇〇するのが当たり前でしょ?」とか
「彼氏だったら、お誕生日はサプライズしてくれて、当たり前!」とか
「お誕生日プレゼントは、アクセサリーとかバックとか、ある程度のものをもらって、当たり前!」とか
「仕事が理由でもドタキャンしたら、ありったけの穴埋めをして、当たり前!」とか
で、自分と相手の当たり前が違っていたとき、とことんブチ切れてた私でしたが(笑)
最近は、
私の当たり前は、相手の当たり前ではない。
私の常識は、相手の非常識かもしれない。
……と学習したので、もう少しおおらかな心を持ち、例え考え方が少しぐらい違っていても、サクっと許せるようになった(笑)
冷静に考えれば考えるほど、
一緒にいて安らぐのは、25歳のどことなくとんがっていて情緒不安定な私よりも、35歳のいいかげんでユルい私だと思うのよね
私は既に結婚しているので、今から婚活はしないけど。。。
もし今から婚活するとするなら、
若い子と張り合って、若作りファッションやらメイクに身を包んだりしても、無駄なんですよ。
どうやったって、本物の若さには敵わないんだから。
年齢を重ねた女は、そんな上っ面の女子力じゃなくて、真の人間力で真っ向勝負するしかないのだ。
できるだけ負け戦をしないように、人間力で勝負できる戦場を選ぶことも大事なんだろう。
↑こうして戦略を練る力も、若い私よりも、年増の私の方が上級者である(笑)
年齢を重ねてから、婚活をスタートさせた女子は、若い子至上主義の現実に愕然としてしまうこともあるだろう。
「もっと若いときに気づいていれば……」と嘆く人にもよく出会うけど、今さら過去に戻ることなんてできない。
だけど、私はきっとあるはずだと思っている。
10年前のあなたにはなくて、今のあなただからこそ、できること。
そして、今のあなたなりの魅力がね
周りの若い子に圧倒されて凹むだなんてのは、不毛過ぎる。
他人と自分を比べるのではなく、過去の自分と比べてみるのが、幸せの秘訣よ。
それを見つけて、上手にアピールできれば、きっと良縁につながるはずである。
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