「自分を全力でPRしてください!」

 
……と問われたら、あなたはどう答えるだろうか?
 
 
自分にとことん自信がないあなたは、
 
「私には取り柄なんてない」
 
「人様よりできることなんてない」
 
「毎日ただ生きてるだけなんですけど……」
 
なんて凹んでしまうのかもしれない。
 
 
 
少なくとも若かりし頃の私はそうでした。
 
いつだってないものねだりで、自分が持っていないもの、できないこと、短所や欠点ばかりを嘆くばかりの苦しい日々。
 
 
だけど、そうじゃないのよ。
 
ないものねだりばかりで自滅するのは、大バカ野郎のやることよ。
 
 
もしあなたが、今どんだけ崖っぷちに立たされていたとしても、人生のサヨナラ逆転ホームランを打ちたいと願うのなら、大バカ野郎な戦略(=生き方)では難しいものがある。
 
 
そして、PRしてくださいと言われて、一生懸命「人よりも優れていること」を探すのは、ド素人がやることですよ(笑)
 
 
「それじゃあ、勝てないよ。」
「最終選考まで残ってくる人は、そこそこ優秀な人たちばかりだよ。この程度の内容でその人たちとどう差別化すればいいのよ?」
テレビ局の採用試験を受ける前に、とある新聞記者の先輩(私、某新聞社で学生インターン(バイト)をやってまして、その頃の先輩)に言われた衝撃的な一言がこれだ。
 
新聞記者になるのも超狭き門だからね、その難関を突破した先輩はやっぱりすごいのだ。
↑私、学生インターンやってたけど、新聞記者になりたくて4年間インターンをやっても、新聞記者になれなかったバイト仲間は大勢いる。
 
自己PRとか志望動機にモーレツなダメ出しを入れてくださった勝者からのありがたい助言がこれよ。
 
 
大学受験みたいにさ、筆記試験の得点で決まるような勝負なら、合格ラインの点数が取れるよう勉強するに限る。
 
私は就職活動と婚活は同じだと思っているんだけど、それらって通り一辺倒な筆記試験でクリアできるものじゃないじゃん?
 
 
テストの点数が高い人が選ばれるわけじゃなくて、魅力的な人が選ばれる。
 
 
で、問題はその魅力の表現の仕方と目のつけどころですよ。
 
あなたにどんな魅力があったとしても、相手に伝える力がなければ、わかってもらえない。
 
 
繰り返しになるけど、凡人は人よりも優れたところを一生懸命探すものだけど。。。
 
 
最後の最後でサヨナラ逆転ホームランを打つ人は、
「人と違うところ」「一見するとコンプレックス」を武器にするものなのだ。
 
 
んでね、新聞記者の先輩の助言もあり、
「私は子供の頃、重度の喘息で入退院を繰り返した経験があり、フツーの子が当たり前にできることができなかった過去」を武器に変えて、プラスのアピールにもっていったりしたわけですよ。
 
「だから、私にしか表現できないものがある!」
なんて力説しちゃったりして(笑)
 
先輩の助言が正しかったからこそ、私は難関試験を突破できたのだろう。
 
 
 
「人よりも優れたところ」で勝負しようと思うなら、圧倒的に優れていなければならない。
 
圧倒的に優れている実力者は、その戦略でいけばいいと思う。
 
 
だけど、私みたいに実力的にはそうでもない人は、別の角度で攻めることも考えた方がいい。
 
 
んでね、コンプレックスとか、思い出したくもなかった黒歴史こそが、超強力な武器になり変っちゃうこともあるし。
 
「人とは違うところ」「人よりもできないところ」を逆手にとると、意外なほどうまくいくことがある。
 
 
 
ほら?
人って完璧を求めてないからさ。
 
それよりも一緒に仕事がしたいとか、一緒に生きていきたいと思う人は、親近感がわく人だったりするでしょう?
 
 
「人よりも優れているところ」よりも、「ちょっとぐらいできない不完全さ」が親近感そのものであり、絶大な魅力になるものだ。
 
 
 
私が婚活していた頃、「バツイチ」っていうのは超強力な武器だったもんねー
さらには、本を出版するに至っては、「バツイチ」であることがこんなに美味しいと思ったことはない(笑)
 
 
 
つまり、何事も捉え方次第だ。
 
さぁ、あなたの魅力はどう伝えるのが1番なのか、必死こいて戦略を練るのだ!
 
 
 
 
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