私の友人に40歳で奇跡的な再婚を果たした女がいる。



結婚相談所に登録し、大金をはたいてお見合いを幾度も重ねるもののイイ男に全く出会えず。。。

「こちらから願い下げだわ!」
と思う男にすら、三行半を突きつけられ、憤慨。

意を決して婚活パーティーに足を運ぶものの、フリータイムにはあえなく1人ぼっちになってしまう。

合コンにも誘ってもらえない。

婚活疲れも末期症状となり、電車を待っているときにいつの間にか涙が流れていることもあった。

彼女は随分とやさぐれていたようだ。



そんな彼女が取った行動とは?

とにかく手当たり次第、携帯に登録されているアドレスにコピペメールを撒いた(笑)



「お久しぶり!元気にしてる?なんかふと〇〇くんのことを思い出したので、メールしてみました。今度、お茶でもどうかな?」

※この雛形にほんの少しアレンジを加えて、とにかく大量にメルマガ(=釣りメール)を発信したのだ(笑)
※メールの送信先としては、小中高大など学生時代に何らかの接点があった男、元職場の男、昔1回デートしたけど次に繋がらなかった男、昔合コンで出会った男など、少しでも可能性のある男は全員である。



ポイントは、
シンプルかつストレート!



ここでこじらせ女子がやってしまいがちなミスは、2人で会いたい理由だとか口実だとかをまわりくどーく長文メールにしたためてしまうことである(笑)

真面目な女子ほど不毛な理由探しに明け暮れ、長文メールになりがちなのだが、詳細を事細かに書く必要なんかない。

長文メールは重いからね。
気軽に返信しづらいからね。


「あれ?どうしたんだろ?何これ?」

ツッコミどころ満載、言葉足らずでいくつもの「?」がつくぐらいで丁度いいのだ(笑)



そして、彼女のこのエサ(=メール)にパクパクパクっと食いついてきたのが、今の旦那さま♡


彼女と彼の出会いは小学4年生のとき。
小学校は違ったようだが、学習塾で出会ったそうな。

最後に2人が会ったのは、小学6年生のとき。
彼は中高一貫の男子校に進学し、彼女も中高一貫の女子校に進学した。

それ以降ただの1度も会っていないし、連絡も取り合っていなかったらしい。

たまたま知り合った男が彼と同じ中高の出身者で、連絡先(メールアドレス)を聞き出して、いきなりこの釣りメールを送ったと言うだから、彼女の勇気(いや、無謀さ?)は見上げたもんである。



そして、そのメールを受け取ったときの彼の状況はというと……?

前妻との離婚が成立し、久々の一人暮らしにも慣れ、いよいよ寂しくなってきたところだと言う。


彼女からのメールが来たとき、彼女が誰なのか?正直思い出せなかったようだが。。。
マイナーな塾の名前を聞いて、急に懐かしくなったようだ。

あまり深く考えず、とりあえずヒマだからぐらいのノリで彼女との再会を決めたらしい。


会ってみたら、意外なほどウマが合った。

あれよあれよという間にお付き合いにいたり、あっという間に電撃入籍♡



人生、何が当たるかなんてわからないものである。


ただ1つわかっていることは、
何もしなければ、何も起こらない
、ということだ。


もちろんLINEをしても既読スルーする男もいることだろう。

「なんだコイツ?」
とバカにされるケースだってあるだろう。


しかし、
リスクを取らないことには、
リターンも得られないのである。


種を撒かないことには、芽は出ない。


「ボケーッと過ごしていたら、白馬の王子様が迎えに来てくれた!」
なんて幸運は3億円の宝くじを当てるぐらい起こらない奇跡だと心得た方が得策なのよ。



婚活疲れでふて寝していたら、幾分かの体力回復は見込まれるかもしれない。

が、ふて寝しているうちは新たな出会いもなければ、悩ましい現状は何1つ変わらない。



目ぼしい男に3行程度のメルマガを送るだけなら、30分もあれば終わるはずである。


そして、死ぬほど婚活市場で苦戦した私が自分を棚に上げて言えることは、
いわゆる婚活市場にはイイ男はごくわずかであるってことよ(笑)

婚活市場に参入してくる男を漁ってもいいが、同時に身の回りをもう1度振り返ってみたらどうだろう?

「灯台下暗し」ってことも結構あるからね。


あれやこれやと言い訳を考えてふて寝するよりも、とりあえず何も考えずに「会いたいな!」とメッセージを送信してしまえばいい。


人生、やらない後悔よりも、やる後悔だと言うじゃないか。




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