何を隠そう若かりし頃の私は、無粋のイケメンフリークだった。


当時の悩みは、
「イケメンしか愛せない。。。」


現役婚活時代に重要視していた「経済力があること」や「まともな生き方をしていること」よりも、「イケメンであること」に重きを置いていた暗黒時代(=若気の至り)があるのだ。


ちなみに、その当時、お付合いしていたのは売れないミュージシャンですよ。

イケメンで歌もギターも上手だったけど、生活のためにとバイトを始めても3ヶ月ともたずに店長とケンカして辞めてしまうクズ……いやアーティスト気質。
音楽系専門学校に入学したものの、いつの間にか勝手に自主退学。
親には退学したことを隠し続け、学費として振り込まれた大金で、高級ギターをドカンと購入してしまう。。。
ダメンズそのものであった(笑)


そんな私も数多の失敗を重ねて、価値観を激変させていき、こんな拙著を書くほどに急成長!!






私が考察するに、
30代以降に異様にモテている男というのは、
見た目は意外なほどフツーレベルの男が多い。




むしろイケメンよりも、フツーの男の方がモテるのだ。



そこにはイケメンに生まれなかった男の悲しい思い出と努力の日々が潜んでいることもある。


ぶっちゃけはっちゃけ10~20代前半ぐらいまでの男のモテ界はイケメン至上主義だ。
↑私の独断と偏見による(笑)


そして、イケメンに生まれなかったたがゆえに、女子に相手にされなかったり、こっぴどくフラれたり、バカにされたり、義理チョコすらもらえなかったり……

ひどく劣等感を植え付けられた男は悟るのだろう。

「イケメンに打ち勝つためには、学歴や仕事で成り上がり、コミュ力や気遣い、エスコート力で勝負するしかない!」と。


何もしなくてもチヤホヤされているイケメンを尻目に、ありとあらゆる努力をする。

その結果、高い学力を身につけ、いい会社に就職したり、難関資格を取得したりして、札束を握る男も多い。


そうして彼らが努力をしている間に、女だって学びを得るのだ。


「いくらジャニーズを追っかけたところで、彼らとは結婚できない。」

「結婚とはキレイ事では済まされないのだ。
 快適に生きていくには、先立つものだって必要だ!」

「イケメンのヒモ男よりも、甲斐性のあるフツメンがいい!」

「イケメンの俺様男よりも、優しいフツメン最高!」




するとどうだろう?

イケメンでも無能な男になど、見向きもしなくなる。


見た目など生理的に受け付けるレベルで良いのだ。

それよりも、女子が快適に過ごせるように気配りしてくれる男とか、女子に安心感を抱かせる聞き上手とか、結婚後の生活を保障してくれそうな甲斐性のある男にいくよね。


そして、イケメンに生まれ、若い頃、苦労知らずの努力知らずでのほほんと生きてきた、無能な男は徐々にモテ界から淘汰されていくのである。



そういえば、学生の頃、告白されたけど、好みのイケメンじゃなかったがゆえに交際をお断りした男がいる。

彼は医学部の学生だった。
大人になったある日、ぼんやりテレビを見ていたら、彼が活躍する医師としてインタビューを受けていた。
あの頃は見た目でナシだと思ったけど、今見たら、超アリどころか、後光が差しているようにすら見えたがな。

「逃した魚は大きかったかも?」
とふと後悔した大人の私(笑)





あぁ、タイムマシーンで過去に戻れるのなら。。。

イケメンしか愛せなかった過去のおバカな私を小一時間ほど問い詰めたいものである。。。




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