私が常々考えていること。

人生とは、
投資と賭博と覚悟のバランスだ!


投資をしなければ、リターンもない。

しかし、どれだけ入念にデューデリジェンス(事前調査)をして適切と判断した投資をしたとしても、無惨に惨敗してしまうことだってある。

投資行動が必ず成果に結びつくとは限らないからこそ、時として投資とは賭博となる。

誰だって失敗したくないし、損したくないだろう。 

でも、大きな夢や目標を実現しようと思うなら、その大きさ分だけ失敗する覚悟も求められるものである。
 

婚活で言うなら……
自分のことは棚に上げて、高い理想を掲げるのであれば、理想と現実の隔たりの分だけ、リスクを負って勝負に出なければならない。

理想だけ高くてもそこに覚悟が伴わないのなら、己が傷つき消耗して心がすり減っていくだけなのである。



私は31歳のときに、離婚している。

4年弱ぐらい専業主婦をしており、離婚時の私はニート(無職)だった。

もちろん離婚が決まってから必死で再就職していたけれども、世の中はそんなに甘くなくて、めちゃくちゃに苦戦した。

それなのにね、
私は都心(文京区)で駅近のそこそこキレイなマンションに住もうとしたわけよ。
家賃で言うなら、だいたい10〜13万円ぐらい。

そんで、無職だったせいでお部屋の入居審査落ちを繰り返しまして。。。

まぁ、収入ゼロだし、再就職できるかどうかも未知数なのに、家賃10万円超の部屋に住もう!ってどういうことよ?と思う人も多いだろう。

シェアハウスとか、築30年ぐらいのボロアパートあたりにしておけば、無職でも入居審査を簡単にパスできたのかもしれない。

でも、私はこだわったわけ。
都心で駅近でそれなりにキレイなお部屋に。

……繰り返すけど、ニート(無職)のくせにね(笑)


だってね、私、結構いいとこ目指して再就職活動してたわけ。

結果、メジャーどころの外資金融に転職できたわけですが、そういうところに就職するにはある程度会社の近く(都心)に住んでいることが求められるんですよ。 

というか、そういう会社では通勤に1時間かけてる人なんて皆無です。
朝が早くて、夜が遅いときもあるから、通勤に時間がかかり過ぎる人は敬遠される。


さらに、
私は再婚活ではハイスペック男子を狙っていましてね。

ま、どこの地域にもハイスペック男子は存在しますが、やっぱり都心に集中しているものです。

都心にいた方が出会う確率が高い!!!


さらにさらに 、
「家が近い」という理由で親近感が湧いたり、気軽に誘いやすくなるしね。

ちなみに、我が主人はデートした相手には帰りのタクシー代を渡してくれる人だったんですが、やっぱり万単位のタクシー代がかかる人はよっぽどじゃないと声をかけづらかったらしい。
なんなら、埼玉とか千葉に住んでると言われた時点で、テンションが下がってしまっていたそうです(笑) 


出会ってすぐ、
というか、まだそこまで好きとかそういうんじゃない頃は、「誘いやすい条件」って意外と大事なのよ。


そして、
私にとっては「気分」って超大事なのよね。

オンボロアパートで隙間風ヒューヒュー状態だったら、外資金融の荒波を渡っていけないわー(笑)

「就職してから引っ越しすれば?」
って意見もあるかもしれないけど、就職したばかりで慣れない環境に右往左往している中、お引っ越し作業なんて大変過ぎます。

また、お引っ越しするにはそれなりのコストがかかるので、1回で理想の家に住んだ方がいいじゃん?

……という合理主義の元、無職のくせにそこそこ良い物件に住もうとした私よ。


何度か審査落ちして惨めな思いもしましたが、無職だったとしても理想的なお部屋に住むことは可能でした!


私もなかなかの冒険をしたものね。

結果としては無事再就職できたからよかったものの、ずっと無職だったら家賃払えないじゃん?

さらには、都心に住んだからといって、必ずしも婚活がうまくいく保証なんてどこにもない。


住む場所を整えることは先行投資だと考えていたわけですが、ある意味、賭博と紙一重(笑) 


でもね、
私には大失敗する覚悟もあったから、思い通りの未来を切り開いていけたとも思っているのです。


だって、思いっきり自分に追い込みかけてるもんだから、ちょっとやそっと嫌な思いしても簡単にはへこたれない。

婚活で出会った人や、婚活仲間(?)から軽く嫌味を言われたって、そのぐらいでは私の芯はブレない。

泥水をすするような努力だっていくらでもできる。


リスクを負えば負うほど、
投資が大きくなればなるほど、
肝(=覚悟)が据わってくるってもんよ。

現状を打破したいと思うなら、現状だけに捉われてはならない。

人生には時として先行投資が必要なタイミングだってあるものだ。