婚活市場でよく言われていることは、

男は「年収」、女は「年齢」

……という非常にシビアな現実である。


男の年収はその人次第でどうとでもなるものかもしれないが、
女の実年齢はどうしようもないじゃないか!!!(怒)

……なんて憤慨したくもなるけど、世の男性陣が若い女性を支持する理由もわからんでもない。


もちろん全員がそうとは言わないけど、
理想ばっかり高くて、年の功とばかりに我が強くて気も強くて、頭が固くて融通が利かず、もしかしたら子供が産めないかもしれない年増の女よりも、
謙虚で健気で柔軟性がある若い女の方がそりゃ扱いやすいに決まってる。


自分のことを振り返るなら、
若い頃の方がワリカンにも寛大だったし、少しぐらい「あれ?」と思っても相手に合わせることができたし、これといって確固たる理想なんてものもなかったように思う。
つまり、謙虚で健気で柔軟性も高かった。

だけど、少しずつ大人になり、現実を見据え始めて知恵をつけてくると、「生活力のない男はダメ」だとか「愛もお金も大事」だとか「価値観が合う合わない」だとか、やっぱり守りに入っちゃうのよ。

少しずつ贅沢も知ってしまうから、「この生活水準を維持するには世帯年収〇〇ぐらいは必要かな?」なんてことだって考えてしまう。

挙げ句の果てには、三十路も越えれば、周りの友人知人たちの「こういう男と結婚して失敗した」という話も次々入ってくるようになって、耳年増になればなるほどNG項目がどんどん増えていっちゃったりもして。

年齢に比例するように理想が高くなっていったことは否めない。


だから、男は「年収」、女は「年齢」というのは一理あるんじゃないかと思っている。


だけど、思うんですよ。

男に大事なのは、
「年収」よりも「志」なのだと。

女に大事なのは、
「年齢」よりも「心意気」なのだと。
 


先行き不透明な近現代、今現在の「年収」なんて大してアテにならないと思うわけですよ。
大企業だって平気で倒産するし、業績があまりにも芳しくなければ、大規模なリストラだってしてる。

今、稼いでいる経営者だって、将来の保障なんてあるはずもなく。

将来、大病を患うかもしれないし、事故に遭うかもしれない。


ただ1つ揺るぎないものがあるとすれば、それは「志」だと思うのよ。

人生うまくいかないことなんて、いくらでもある。
挑戦すれば、大失敗することだってある。
本人のせいじゃなくても、どうにも避けられない困難だってある。


だけど、強い志がある人は、ちょっとやそっとじゃめげないからね。

倒産してもリストラされても、次の手を必死こいて考えるだろうし。
会社の経営が傾いても、強い志がある人には手を差し伸べる仲間がいる。
大病を患ったとしても、その経験を糧にして、ベストセラー作家になり得るかもしれない。


だから、今の年収(数字)に一喜一憂するよりも、「志」と「信念」を基準にした方が得策なのよ。

我が主人も「どう転んでも、生き抜くサバイバル能力」みたいなもんを感じて、そこが1番の肝でした♡


そんでさ、女も「年齢」よりも「心意気」でしょ?

心の持ちようによって、実年齢を凌駕するほどパワフルに若々しく生きてる女性ってたくさんいる。

そして、過去の私のように、確固たる「理想」もなければ、「自分らしさ」が何なのか?もわかっていない女は、確かに柔軟性はあるけど、その分、軸がブレやすくて、彷徨いやすいのよ(笑)

忙し過ぎる彼氏と思うようにいかなくて悩んでいるときに、他の男性から優しくされたら、フラフラ〜って簡単に流れちゃうからね。だって、軸がない根無し草なんだから。。。
柔軟性の裏返しには、そういうケースだってある(爆)

若い女性は出産能力は高いかもしれないけど、「今はまだ自由を謳歌したい!」なんつって、結局、アラサーアラフォーまで子供を望まない女性だってたくさんいる。
早く子供が欲しくて若い女性と結婚したのに、結局奥さんが子供を望まず、離婚に至ってしまった男友達なんかもいます。

軸がないと、隣の芝生がやたら青く見えちゃったりして、「あーでもないこーでもない」ってちょっとしたことで気持ちが揺らいじゃってさ、「私は不幸かも?」なんて凹んじゃうんだから。

理想が高過ぎる女は、男から敬遠されるけど。。。
理想がブレまくりの女も、それはそれで問題があるのよ。

だから、女選びに大切なのも「年齢」じゃなくて、「心意気」だと思うわけです。 


人間とは、
「数字」で語れるほど単純ではないのだ! 



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2015-09-17